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世界の真ん中で輝く!?〜凄まじい反響でした。_e0414315_21544244.jpg
 首都圏の1都3県と北海道の緊急事態宣言が解除され、ようやく全国47都道府県全てが横並びになりました✨️


2月に出演した函館音楽祭の頃から新型コロナが猛威を振るい始め、まさかこのような事態になるとはゆめゆめ思わず。

個人的には2月末から、受け持っていた全ての演奏会が中止・延期になり、夏まではこの状態が続きそうで、悲しい限りです。。。

「北海道はじめ、お世話になった方々の日常が同じ程度まで落ち着くまでは・・・」と思い、FBやブログもしばらく控えてましたが、ようやく知人・友人からも春を告げる小鳥のさえずりのような、明るいメッセージや連絡が届くようになり、嬉しく思っているところです。


新型コロナ禍に呑み込まれてしまっているこの惨状、思うところはいろいろあるのですが、ボヤいても仕方ないので、、

「世界の真ん中で輝く!?」

・・・ということで、ここはひとつ、天才的なラッパ(ラップ!?)奏者Jeremy Lecomteさんの動画で、明るく、品良く、笑顔に😄

タイトルは『Shinzo Abe vs Trumpet』


(アベノマスクも)凄まじい反響でした!(笑)



by akitoku17 | 2020-05-27 00:38

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~~~~~~~~~~~ ♣ ~~~~~~~~~~~

作曲家クーラウ参り

―其の弐 家を訪ねて―

~~~~~~~~~~~ ♣ ~~~~~~~~~~~


ピアノのお稽古でバイエルを修了して最初に弾いた「ソナチネ·アルバム」の1番。


「ドーーミーーソーー·ソソソ ソードーミーード·ド~~シ♪」


ピアノの発表会でも定番の曲だ。放物線を描く親しみやすい旋律に、「ドソミソ·ドソミソ」と繰り返す左手のシンプルな伴奏。弾きやすい短い曲でありながらドラマチックな変化に富んでいて、子供心によく響くお気に入りの曲だった。


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作曲者はフリードリヒ·クーラウ Friedrich Kuhlau(1786-1832)。北ドイツのハンブルクとハノーファーの間にある町ユルツェンに生まれ、ハンブルクで音楽を学び、ピアニストとして活動。1810年からデンマークへ移住し、首都コペンハーゲンで宮廷音楽家として活動。デンマークにモーツァルト(1756-1791)やベートーヴェン(1770-1827)の音楽を本格的に紹介し、北欧ロマン派音楽の礎を築いた。




彼がデンマークで暮らした家は、コペンハーゲンでも最も有名な観光地であるニューハウン(Nyhavn)地区にある。


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アンデルセンもニューハウン地区内で暮らし続けたというから、きっと昔からアーティストの感性を刺激する特別な場所だったのだろう。


雑誌や観光ブックでよく見る写真はこの風景だったのか、、、と納得。

クーラウが住んでいた10番地は、現在は改装されてしまっていて別の建物になってしまっており、全く面影が感じられなかったが、この景色を眺めて、この街で暮らしていたのかと思うと、わずかながらも今も変わらず残っているであろう息づかいを頼りに、少し音楽を共有した心地がする。



「この景色、何か見覚えがあるような···」と思い、帰国してから、クーラウのピアノ·ソナタの楽譜を取り出してみると、なんとその表紙の絵はニューハウンだった。

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ピアノソナタ曲集[1]

「オシャレな絵だ」ぐらいにしか思っておらず、今までずっと知らなかった。


 「もしや!?」と思い、2冊並べてみると、絵が繋がるではないか!


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ピアノソナタ曲集[2]


全集は4巻まであるというので、弾くアテはないけれど、3巻と4巻を購入❗

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ピアノソナタ曲集[3]

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ピアノソナタ曲集[4]



お~、やはりそうだったか!繋がった!!!


4冊のピアノ・ソナタは、絵巻物のように繋がり、ニューハウンの町並みとなりました。


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↑クーラウの部屋から見えたであろう川向こうの景色↓
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おぉぉぉぉぉ
Wonderful!!

また時間がある時に3,4巻も弾いてみるかな。



ちなみに、クーラウ先生が住んでいらっしゃたのはこちらの写真の灰色のアパートだそう。

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今は見ることも入ることも出来ないけれど、彼が住んでいた場所に立ち、思いを馳せるだけでも感じ入るものがある。


アンデルセン、クーラウが暮らしたニューハウン。独特の空気を持った街でした。




[おまけ]

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ニューハウンのすぐ近くにあるデンマーク国立オペラハウス。

「王立歌劇場」とは別のオペラハウスです。

ホールの響きの良さもさることながら、オケもキャストも合唱も、素晴らしいクオリティでした。


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オペラハウスの中。近代的でオシャレな建物でした。



by akitoku17 | 2020-01-10 23:45
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デンマーク~作曲家を訪ねて Vol.2

~~~~~~~~~~~ ♠ ~~~~~~~~~~~

作曲家クーラウ参り

―其の壱 お墓参り―

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デンマークの作曲家 Friedrich Kuhlau1786-1832


 クーラウという名前、ピアノの『ソナチネ・アルバム』で馴染みの作曲家なのだけど、彼の名を聞いてピンとくる人は案外少ないかもしれません。


 日本ではクーラウのオーケストラ作品やオペラが上演されることはまずないので、作曲家としての知名度や人気が今一つな感があるけれど、実はピアノ曲の他にフルートの曲をたくさん書いており、フルート界ではとてもよく知られた巨匠です。



コペンハーゲンにお墓があるということで行って参りました!


・・・が、これがまた、とてつもなく広い墓地で、ニールセン以上に見つけるのが難しかった…💦


小雨のちらつく中、ボチボチ歩き回ること1時間半(笑)。二日続けて墓地を彷徨ったことになりました😱



そこで、「クーラウのお墓を訪ねたい」という方が同じような苦労をすることなくお参り出来るよう、「後世への道標」として今回の経験を記しておこうと思います📝



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めざすはASSISTENS Kirkegård アシステンス教会墓地』

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 コペンハーゲン中央駅[Kobenhavn H]から地下鉄(在来線が発着する建物の外に乗り場がある)の「M3:赤」で[Nørrebro]行きの電車に乗り、6つ目の[Nørrebros Runddel]駅で下車。

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デンマークは建物がとてもオシャレで、色と光の使い方が独特。

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改札を出て階段を上り、右側後方へ(地下鉄への入り口を正面に向かって左端の道を奥へ)。

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↑Nørrebros Runddel駅の改札を出て地上へ上がったところ

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↑もう少し外側から見た光景


↓フェンスを越えると、L字路に小さな建物と地図があります。

(お墓の敷地の全体図なので、どこに誰のお墓があるかは分からない).

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↓右側の道(フェンス沿い)を進み、大きな木があるT字路を左折。

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↓そのまま直進。途中に十字路を無視して、正面にわずかに見える門を目ざしてひたすら真っ直ぐ進みます。

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↓門を越えたら、突き当たりのT字を右に進みます。

(左側に「キルケゴール」のお墓があります)

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 ↓デンマークの思想家・哲学者
キルケゴール Kierkegaard1813-1855)が此処に眠っているのかと思うと感慨深い!合掌🙏
 ※ほんの数歩先なので、お参りしても迷子にはなりません。
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先ほどの門を越えたT字の場所へ戻り、右(キルケゴールの反対側)へ進むと、突き当たりに教会があります。

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↓教会の手前の道を左折し、2030進むと左側(直ぐ道沿い)にクーラウのお墓が!

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「本当にここ?」と不安になり近くを歩き回ってしまいましたが、立ち止まってよく見てみると「KUHLAU」と記されてあり、下には「A3」とあるので、どうやらここで間違なさそうです。

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 そもそも、クーラウのお墓が「A3」であるということが最初の地図には記されていないため、どこにあるのか分からないのが彷徨の原因!



お墓を通り過ぎて、一度敷地を出ると、先ほどの教会へ続く道と建物があり、その付近に、墓地に埋葬されている人物の名前一覧と、その記号が書かれた地図を見つけました🔎


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これだけ広い墓地なのに、敷地内に詳細地図が設置されていないなんて・・・。この地図を見つけるまでが大変な道のりでした。


今後、日本の方が同じような思いをしなくてすむよう、この体験と情報をUPしておこう!とこの時に思った次第です。



この墓地にはかの有名なアンデルセン Andersen1805-1875)のお墓があり、多くの人が訪れるため、敷地の至る所に  アンデルセン] の標識が立っています。


折角なのでお参りしようと思い、歩いていると早速「Andersen」の名を発見!!

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写真に撮ってみたものの、どうもおかしい・・・。



よく見ると、「ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian」ではない別のアンデルセンのよう。デンマークではメジャーな姓なのでしょうね。


しばらくウロウロした後、無事にハンス・アンデルセンのお墓を発見。さすが人気のアンデルセン!人々が訪れた形跡があります。

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思わず倉敷チボリ公園・チボリウィンドアンサンブルの十八番『ハンスの冒険』のオープニング曲が頭をよぎります🎵


我が故郷・倉敷では、今でもチボリ公園の名残として駅前のカラクリ時計でアンデルセンの物語を楽しむことが出来ます

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↑倉敷駅北口のからくり時計


 墓地の敷地内は、ジョギングや散歩する人の姿がちらほらと見受けられました。雨と寒さの中を歩き回って疲れを感じていたところに、かわいい小動物たちに遭遇し、思わずほっこりしながら帰路につきました。

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クーラウアンデルセンキルケゴール、、、同じ墓地に眠ってらっしゃいますので、デンマーク・コペンハーゲンへお立ち寄りの際は是非お参りなさってみてください。無料です!💸



by akitoku17 | 2020-01-05 20:30

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デンマークの世界遺産 クロンボー城


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カール・ニールセン参り

~~~~~~~~~~~ ♣ ~~~~~~~~~~~

 「ニールセン」という名の作曲家は複数いらっしゃいますが、
今回お墓参りしたのは、日本で最もメジャーな「カール」さんです。

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デンマークの作曲家 Carl Nielsen1865-1931



 2015年に生誕150年を迎えた三人の作曲家、グラズノフ、シベリウス、そしてニールセン


 この度、研究調査の一環でデンマークへ行ことになったので、まずはコペンハーゲン市内にあるニールセンのお墓参りをしてから旅程をスタートしようと思い、早朝に足を運んでみました。

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コペンハーゲン中央駅



 コペンハーゲン中央駅から出発。目指すはニールセンのお墓がある Vestre Kirkegård!共同墓地というだけあって広大な敷地。

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 小雨の降る肌寒い天候の中、ニールセンのお墓を探すも、すっかり迷子になり、ロールプレイングゲーム状態。墓地入り口で入手した地図を見ながら、印の付いた「44番」へ向かってみるも、どうやら違うらしい…。よく見ると、中央部分にも、拡大地図で別の印の「44番」が存在している!

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 一番端のエリアまで行ってしまったので、もう一度引き返して探してみるが、細い道が何本も並行に通っていて、やや高低があって分かりにくい上に、草木が茂って視界が悪い上ため、一体地図で見ている場所と実際に立っている場所が一致しているのかどうか、かなり怪しい。


 雨の中、彷徨うこと約1時間。。。


ようやく発見❗❗❗🔎

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ニールセンのお墓


 近年日本でも人気上昇のニールセンなので「デンマークへ行ったらお墓参りをしてみよう」「午前中がもったいないので、出発までの朝一の時間を活用して…」などと思う人もきっといらっしゃることでしょう。


 そんな方々のために、後世への道標の一つとして、記憶が鮮明なうちに、今回の経験を記しておこうと思います📝


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旧デンマーク通貨【100クローネ紙幣】の肖像になっていた

デンマークの偉人ニールセンのお墓参り

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 この通りに進めば、なんと、駅から10分かからずに到着出来ます(笑)


 迷わなければ、コペンハーゲン中央駅から30~40分あれば往復可能ということです。


―――


①コペンハーゲン中央駅から電車[S-tog C]で2駅 🚃==

 ビールで有名なカールスバーグ駅[Carlsberg]へ。。。約4分で到着


電車内の電光掲示板


Carlsberg駅へ到着したら、地上エレベーター位置へ進み、進行方向の白い高架橋を渡る。

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横断歩道を渡って直進。突き当たりを斜め右にまっすぐ進む。


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はるか彼方にゲートがあります


※途中、左側に墓地がひろがる敷地が見え、教会や建物が見えるので、思わず「ここではないか!」と思って入りたくなるが、全然違う墓地なので、誘惑に駆られる気持ちを押さえてまっすぐ進む。


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ここは違います!


※突き当たりのゲートをくぐると、右側に墓地の地図、案内看板とトイレがある。ここで地図をゲットしておくと便利です。反対側に管理事務所のようなものがあるけれど、手続きなどは必要ないので素通りして大丈夫。(無料で入れます)


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パンフレット地図は部数が少なかったです


⑤正面の彫刻に向かって左脇を道なりに進むと「直進」と「左折」の分岐点があるので、「直進」して右側に教会が見えるまで進む。


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車が止まっている道が教会へ続く道です




⑥教会が見える位置まで来ると案内看板があるので、教会向かい側の墓地に向かってすぐ左側の小径を進む


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左側の小径






⑦最初の十字路をさらに直進。すこし曲がり道のようになるが、道なりに進む


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⇧振り返った景色



⑧少し進むと左側に緑色の「44番」が付いたお墓が見える


 到着❗❗❗


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ちょうど雨が上がりました!

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奥様のお墓も。一緒に仲睦まじく永眠されています。


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 かなり木屑や葉に覆われていたので、可能な範囲で払って綺麗にしてきました。


− ☆ −


 生誕地であるフュン島は、コペンハーゲンの島とは異なり、電車で片道1時間半ほどかかるので、今回は断念。


 ニールセンはどういう環境で、何を見て、何を感じて育ったのか、、、フュン島オーデンセアンデルセンの生誕地でもあるので、次回是非行ってみたいと思います。



by akitoku17 | 2019-11-24 23:29


 オーストリア生まれで、アメリカの経営学者として名を馳せた
ドラッカー Peter Ferdinand Drucker1909-2005)の数多ある名言の中から
「七つの教訓」。

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The Daily Drucker: 366 Days of Insight and Motivation     

for Getting the Right Things Done (English Edition)     

 HarperCollins e-books         



  1.目標とビジョンをもって行動する。


  2.常にベストを尽くす。「神々が見ている」と考える。


  3.一時に一つのことに集中する。


  4.定期的に検証と反省を行い、計画を立てる。


  5.新しい仕事が要求するものを考える。


  6.仕事で挙げるべき成果を書き留めておき、

    実際の結果をフィードバックする。


  7.「何をもって憶えられたいか」を考える。



 これらは、音楽・指揮においても同じことが言える。


 2つめの「神々が見ている」について、キリスト教社会では「神」は唯一なのだから「神々」はおかしいのでは?と思われるが、実はこれはギリシャの彫刻家・フェイディアス Pheidias(紀元前五世紀後半頃)がアテネのパンテオンの屋根に立つ彫刻を完成した際の次のような話に寄っているので「神々」で合点がいく。


“The Gods can see them.”
The greatest sculptor of ancient Greece, Phidias, around 440 BC made the statues that to this day, 2,400 years later, still stand on the roof of the Parthenon in Athens. When Phidias submitted his bill, the city accountant of Athens refused to pay it. “These statues stand on the roof of the temple, and on the highest hill in Athens. Nobody can see anything but their fronts. Yet, you have charged us for sculpturing them in the round, that is, for doing their backsides, which nobody can see.”
“You are wrong,” Phidias retorted. “The Gods can see them.”


「神々は見ているのだ」


 今から2400年も昔の紀元前440年ごろ、古代ギリシャの偉大な彫刻家フェイディアスは、アテネのパンテオンの天井に立つ彫刻群を彫った。フェイディアスが請求書を提出した時、アテネの会計官は、彼の請求に対し「パンテオンの天井にある彫刻群はアテネで一番高い丘の部分にあり、前面しか見ることができない。あなたは誰も見ることが出来ない部分を彫刻してそれを請求しているが、見えない部分まで払うわけにはいかない」と言い、支払いを拒んだ。これに対し、フェイディアスは「あなたは間違っている。神々には見えているのだ」と反論した。[拙訳]


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ローマのパンテオン


 音楽や人生に完璧はない。完全を目ざす、永遠の未完成。

「如何に難しくとも完璧を追求する」ことの大切さはこれ故である。

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 このところコンピューターの調子が悪く、ブログの更新ができなくなっていたが、プロに診てもらったら、なんと5分で可能になった。さすが、プロ。



 秋分を迎える今回の連休はちょうどお彼岸にあたる。


 祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日。彼岸には『迷いを脱し,生死を超越した理想の境地』『悟りの境地』『目標に至った理想的状態』という意味もある。


 フェイディアスの生き方、ドラッカーの教訓・・・学ぶだけでなく、実践してこそ生きたものとなる。


 彼岸のタイミングでやって来た台風の影響が心配されたが、どうやら大阪での演奏会は無事に開催できそうだ。プロコフィエフの最高傑作と言われる《交響曲第5番》、ビゼーの《カルメン》第1&第2組曲、モーツァルトの歌劇《魔笛》序曲。


いざ、「迷いを脱し、生死を超越した理想の境地」へ!

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by akitoku17 | 2019-09-22 19:41


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 〈名フィル〉の愛称で親しまれている 名古屋フィルハーモニー交響楽団による『心に残る記念事業~豊田市中学生のためのコンサート』(主催/豊田市,豊田市教育委員会)。

名鉄豊田市駅に直結している「豊田市コンサートホール」に、市内の全中学校3年生「4100」が来場。遠い学校はバスで1時間半もかけて来てくれているそうです。


プログラム表紙↓
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 今回のコンサートマスターは、長年にわたって名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンマスを務めていらっしゃる後藤龍伸さん。


 指揮者が、これはフィガロ!ここは伯爵が登場して威嚇する感じ!このメロディーはスザンナ伯爵夫人のキャラクター、こっちはケルビーノのキャラクターでなど、思って指揮すると、「あ、そこスザンナっぽくね」「伯爵はこんな感じね」と音を作ってくださいます。


 もちろん、そういう打ち合わせや会話をしている訳ではありません。


 スザンナ!!と思って、その音色を指揮で求めると、「欲しいのはこういう音だよね?」「スザンナね!」と音で返してくれる、ということです。 後藤さん、凄いです✨


 オーケストラ全体へ張り巡らしているアンテナから、ピシピシと司令が飛んでいき、まるでオケ全体が見えない糸でつながっているような状態になります。時には弾きながら「どうすんの?」というサインを指揮者に送ってこられることもあります。


言葉ではない「空気感による会話」。

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名フィルさんはプレイヤーも事務局も、チームワークが素晴らしいのです✨



 序曲がとてもいい感じに終わり「よし!!」と終わっても、拍手が鳴らない・・・😰

最後の音が終わって指揮台を降りて、お辞儀をするまで約7秒・・・😰😰😰


シーーーーーーンと静まり返った微妙な空気。。。


そう。「初めてオーケストラを聴く」という子がほとんどだから、拍手のタイミングもどうしたらいいのか分からない、、、このように変な間があくこともしばしばあります💦(今回は5回中3回)。


そういう時はMCで拍手の仕方についてもお話します。

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中学生がそうなるのは理解できますが、客席には学校の先生もいらっしゃる訳で・・・。
しかも、毎年やっている事業だから先生方は何度かコンサートを聴いていらっしゃるのではないか、とも思うのです(笑)。
― ☆ ―
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専属オルガニスト:徳岡めぐみさん




 公演はオーケストラの演奏を中心に、専属オルガニストの徳岡めぐみさんによるパイプオルガンの演奏や、豊田市在住のバス歌手伊藤貴之さんの歌唱、中学生のみなさんとオーケストラとの合唱共演(ワンポイントレッスン付!)など、「心に残る記念事業」と呼ぶにふさわしい特色ある魅力的な内容でした。

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モーツァルト:歌劇《魔笛》から、ザラストロのアリア〈この神聖な殿堂には〉

バス:伊藤貴之さん


 3日間で5回の公演を行いましたが、全ての公演を通じて合唱のレベルがとても高いことに驚かされました。声の響きがとても美しいのです混声でちゃんとハモれる

名フィルさんとの共演、素晴らしい音響効果を持つホール空間で気持ちよく歌えたことと思います。

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 さすが「車のまち、ものづくりのまち」豊田。

美しいハーモニー、豊かな感性。


れらを大切に思う大人たちがしっかりと育んでいる。学校現場も、まちも。


 豊田市駅前に位置する、豊田の顔ともいえる素晴らしい音響のコンサートホール。

そこに設置されたパイプオルガンは、その象徴なのかもしれない。


世界のTOYOTA。さすが!いい街だ。

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三位一体の味噌カツ(笑)


by akitoku17 | 2019-08-23 16:47

 最近《魔笛》の序曲やアリアを演奏する機会があり、いろいろな資料を読み返している。今読んでいるのは『オペラのイコノロジー』という、ありな書房が発刊しているシリーズ本。一般的な解説書とは少し変った視点で作品を捉えていて興味深い。10年前に買って読んだっきりだったけれど、今読んでみると、当初とは違った読み方、感じ方が出来てさらに面白い。


「イコノロジー」とは、美術作品が表している象徴的価値や、特定の時代の文化や世界観などの深い意味などを解明する学問で「図像解釈学」と訳される。このシリーズ本は、それをオペラで試みるというものだ。

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「魔笛ってどんな作品?」と聞かれて一言で説明するのはとても難しい。


「ビールってどんな味?」と聞かれて、いろいろ説明することはできなくはないが、同時に「先ず飲んでみたら?」と素直に思う(笑)。

それと同じように「先ずは一度作品を観てみて!」と本当は言いたいところだけれど、MCをするとなると、そうもいかない・・・😱


この本のプロロークには次のように記されている。

 疑似東洋風の舞台設定、神話的な大蛇、パントマイムをする動物たち、おどけた鳥人間、空中船に乗る童子、人間同士のきずな、「自由」「平等」「友愛」をめざす啓蒙主義、フリーメイソン(秘密結社)的な儀式、イタリア式アリア、民謡、バッハ風のフーガやコラール前奏曲といった実に雑多な要素を包含しながら、大掛かりな機械仕掛けによるスペクタルとともに、オペラは進行していく。(中略)作品全体のもたらす印象は、崇高であると同時に猥雑。(中略)常套的な「救出」劇は、第一幕で挫折におわり、第二幕はそれぞれが自律的「人間」へと脱皮する、いわば自己「救済」のドラマとなる。


魔笛を全く知らない人がこれを読んだら「なんじゃこりゃ~」の世界。

筆者はこう語る。


「謎」ゆえに観せられてしまうこの作品。メルヘン世界の類型的なキャラクターが、類型的なふるまいをしながら織りあげていく、支離滅裂なストーリーと、比類のない音楽。どこにもない時間と場所こそが、われわれの想像力を豊かに飛翔させてくれるだろう。



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魔 笛 ―〈夜の女王〉の「謎」


目 次

      プロローク ドイツ・オペラ《魔笛》

      第1幕 異界からのメッセージ ―〈夜の女王〉

      第2幕 啓蒙主義の理想とその影 ―ザラストロとモノスタートス

      第3幕 魔法オペラか「啓蒙」の神話か ―タミーノ

      第4幕 葦笛と魔法の鈴 ―「自然人」パパゲーノ

      第5幕 エネルギーの中心点 ― パミーナ

      第6幕 《魔笛》のウィーンとベルリン ―シンケルの舞台装置

      エピローク 〈夜の女王〉の「謎」


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 本の帯では、次のように紹介されている。


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 このオペラを真面目に観ると、確かに多くの不可解な事柄、訳のわからない箇所が出てくるのだけど、この本は、それらの事柄を「イコノロジー」としてみ解いていて、本当にユニークな《魔笛》論だ。


こちらは帯の裏↓



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筆者は本の中で『虚構の世界にひたすら遊ぶことの楽しさ、そしてそこに現実世界のさまざまに変形した鏡像を発見する面白さを味わわせてくれる《魔笛》という作品は、劇場という壮大な「遊び」の空間へのまたとない「入門」になるであろう。』と語っている。

 そういう見方もあるのか・・・。なるほど。


 演奏するのは序曲だけ、アリア1曲だけ、という場合でも、オペラ全体を勉強しないと「全容」と「部分」の関係が分からないので、オペラ作品を取り上げる時は譜読みや準備に相当時間がかかります・・・。


でも、この作業は「大変」というよりも「感動」なのです。


作曲から230年経っても、まったく色褪せない面白さ。

音楽で人間を、世界を、宇宙を語ったモーツァルト。凄い!



by akitoku17 | 2019-08-21 17:00

iPhil -2019-

出雲フィルハーモニー交響楽団 第23回定期演奏会


7 15日[月・海の日 



 3カ月前にはまだその名前を知らなかった「令和」。2カ月余りが経ち、今ではすっかり定着した様相。明治維新から150年余り。私たちの日本はどこに向かっていくのか。本当に大切なものは何なのか。音楽は何を為し得るでしょうか。



 令和元年のiPhil コンサートは、「グレートジャパン・グレートブリテン」と題して開催します。

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 Great グレート』には「巨大な」「大型の」「偉大な」「有名な」「称賛に値する」「非常な」「真の」「高貴な」「崇高な」「素晴らしい」「調子の良い」「重要な」など、さまざまな意味があります。また、人の名前、島や国の名前の一部に用いられていたり、曲の名前であったりもする「グレート」。


 今回は「真にグレートなもの」に迫るべく、4つの作品を取り上げました。



[曲目]

Ⅰ. 山田耕筰:序曲 ニ長調

Ⅱ. 芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽

Ⅲ. B.ブリテン:青少年のための管弦楽入門 Op.34

Ⅳ. F.P.シューベルト:交響曲第8 ハ長調「ザ・グレート」D 944




ー ☆ ー

新時代を紡ぐ管弦楽の響き


 「赤とんぼ」の作曲者・山田耕筰。「からたちの花」や「ペチカ」「中国地方の子守謡」など、日本語の抑揚を生かした芸術性の高い歌曲がよく知られていますが、実はオーケストラやオペラの分野でも数多くの作品を残しています。今回オープニングで取り上げる《序曲ニ長調》は、大正元年を迎える明治45年に作曲された、日本人による日本初の管弦楽作品!シューベルト風の古典スタイルを持った、華やかでさわやかな逸品です。

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 続く《交響管弦楽のための音楽》は、小説家・芥川龍之介の三男である作曲家の芥川也寸志が昭和25年に発表した出世作。戦後の新しい日本を切り拓いた生命力と躍動感が、海の向こうにある世界を感じさせてくれます。

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 3曲目は、皇室が深い関わりと交流を持っている英国「グレートブリテン」出身で、芥川と同時代に活躍した作曲家ベンジャミン・ブリテンの《青少年のための管弦楽入門》。オーケストラの楽器それぞれが持つ特徴や可能性を見出し、歴史と伝統に立脚して書き上げられました。名作と言われながらも、生で聴けることが稀な作品ですから、今回は貴重な機会となるに違いありません。

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 ブリテンは、作曲家としてだけでなく、イギリスにおけるシューベルト歌曲の演奏家として知られていました。両者に共通するのは、その音楽の特徴ある形と霊感を詩から受けている点

 後半は、「魔王」「野ばら」「菩提樹」など600曲以上の歌曲を作曲した歌曲王シューベルトの作品群から、最後の交響曲をご紹介します。シューベルトの死後、シューマンによって発見され、メンデルスゾーンの指揮で初演された交響曲《ザ・グレート》歌曲王の歌心がぎっしりと詰まった4つの楽章は、全曲演奏すると約1時間を要する大作です。《未完成交響曲》とはまた一味も二味も違った印象を与えてくれる圧巻のグレートを、是非とも「生」で味わってください!


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 令和元年、あらためて私たちの「日本」に目を向けた、特別なiPhilコンサート。

それは、聴く喜び菊慶び


 音楽に耳を傾け、思いを馳せる・・・

それは人間にしか出来ない、素晴らしい営み。グレートな心の旅。


 さぁ、出かけよう!黎明を告げる管弦楽の響きに魅せられて。

 




会場:出雲市民会館 14:00開演

   開場は13:0013:25からは弦楽四重奏によるロビーコンサート、13:45からは指揮者のプレトークがあります✨️ご都合に合わせてお出かけ下さい。



チケット:一般1,500(当日1800円)、ユース800(当日1000円)(小学生~28歳までの学生対象)

     ペア2,500(前売りのみ)


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 [公開リハーサル] 7/14(日)14:00-15:00  出雲市民会館大ホール

           対象:チケットをお持ちの方(その場で購入・見学も可能)

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 今回のプログラムノートは、出雲芸術アカデミーのコンポーザー・イン・レジデンスであり、出雲國の神話・伝承・風土に拠る《連作交響神樂》の作曲者である平野一郎さんにご執筆いただきました。「借り物ではない、私達のほんとうの音楽」を追求し続ける平野一郎氏。今を生きる作曲家の視点で、どのようなナビゲートをされているのか、、、こちらも楽しみです!



海の日は やっぱり iPhilコンサート。


多彩なグレートを是非感じ取っていただければ、と思います。


ご来場お待ちしています。




by akitoku17 | 2019-07-11 13:39



京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程  Doctral Concert

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 中井章徳 博士コンサート

ピエトロ・マスカーニ

~復活祭をめぐるヘ調の響き~



 イタリアの作曲家、マスカーニ(1863-1945)の歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》は、ドラマチックな内容と音楽で「ヴェリズモオペラ」(写実的歌劇)と呼ばれ、彼の代表作であるとされています。


 現在ではオペラの作曲家と知られるマスカーニですが、音楽を志した少年時代から青年期までは教会音楽の作曲家であり、《カヴァレリア》を書き上げるまでの作風は教会音楽によって磨かれています。しかし、それらの作品のほとんどが未出版であるため、マスカーニの教会音楽はあまり知られることなく今日に至っています。その中にあって、1888 年に《カヴァレリア》と併行して作曲された《グローリア・ミサ》は「ヘ調による復活節の音楽」という重要な共通点を持っており、《カヴァレリア》におけるマスカーニの構想と意図、演奏上の問題点を考える上でとても重要な作品と言えます。

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↑《グローリア・ミサ》の初演が行われた聖アントニオ教会(チェリニョーラ)



 《グローリア・ミサ》は、正式には「テノールとバリトンの独唱と合唱、オーケストラによる《グローリア・ミサ ヘ長調》」といい、1888年、チェリニョーラの聖アントニオ教会でのミサのために作曲されました。書き始められたのは、生涯の伴侶となるリーナ・カルボニャーニとの結婚式を迎える5日前(2月7日)。3月28日に完成して翌月に復活節のミサとして、音楽院の学生の演奏で披露されました。全部で17曲から成り、演奏時間も約50分という大曲です。


 ヴォーカルスコアは市販されていますが、オーケストラ譜はレンタルのみの扱いで、日本での上演記録がないため、今回がオーケストラ演奏による『日本初演』となります



 同1888年7月、ソンツォーニョ楽譜出版社が主催する「第2回 一幕物オペラ・コンクール」の開催が公表され、マスカーニは直ちに応募を決意し、故郷の親友で台本作家のタルジョーニ=トッツェッティに相談します。彼の薦めにより、ジョヴァンニ・ヴェルガ(1840〜1922)の小説『カヴァレリア・ルスティカーナ』(1880)をもとにした同名の戯曲(1884)を題材とすることに決定されました。

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↑マスカーニ記念館に展示されている《カヴァレリア》の舞台衣装(チェリニョーラ)


 

  しかし、台本の最初の詩行が送られてきたのは、締め切りまで5ヶ月を切った1889年1月4日!


そのため、台本を必要としない器楽音楽から作曲され、1888年10月26日に先ず〈間奏曲 ヘ長調〉が完成しました。あの有名な「カヴァレリアの間奏曲」です。その後は送られてくる詩行ごとに曲を書き、なんとか締め切りに間に合わすことができ、1次予選、2次予選を通過しました。


 初演は、1890年5月17日にコンクールの最終審査を兼ねてローマ・コスタンツィ劇場で行われ、指揮は同歌劇場の指揮者であったレオポルド・ムニョーネ(1858-1941)、サントゥッツァ役とトゥリッドゥ役は、大ベテランのジェンマ・ベッリンチョーニ(1864-1950)、ロベルト・スターニョ(1836-1897)が務めて大成功を収め、作曲部門、台本部門ともに第一位を獲得しました。


 6月30日(日)の博士コンサート・研究では、歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》オリジナル稿の世界初演に向けて、《グローリア・ミサ》(日本初演)を演目に取り上げ、両作品に共通する「復活祭をめぐるヘ調の響き」を実演し、マスカーニのキリスト教カトリックへの信仰を原点に、「復活節のミサ」を基軸として作品の本質に迫ることを目ざします。


今回はサントゥッツァの〈ロマンスと情景〉、〈二重唱a~d〉、〈間奏曲〉と続く一連の場面を演奏いたします。


《ミサ》の後に発表された、《カヴァレリア》。

コンサートも、作曲された順番で演奏していきます。


《ミサ》で独唱を務めて頂く野津良佑さん(テノール)大谷圭介.さん(バリトン)が、《カヴァレリア》ではトゥリッドゥとアルフィオを兼任され、「オペラ的なミサと、オラトリオ的なオペラ」にアプローチします。サントゥッツァ役を得意とされている板波利加さんからは、現行版とオリジナル稿の違いについて、とても貴重なご意見をたくさんいただきました✨

ルチアの岸畑真由子さん、ローラは博士課程同期の松井るみさんが研究にご参加くださり、素晴らしいキャストチームで公演を迎えられることになりました。5役揃ってのオリジナル・ヴァージョン、どうぞお楽しみに。

 ※研究の事情により、一部出演者に変更が生じましたことお詫び申し上げます。


会場は京都市立芸術大学講堂。

基礎研究となる[日本初演][世界初演]、是非ご来聴ください。



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◉交通のご案内
・ JR京都駅から

C2のりばで京阪京都交通バス 2•14•28系統に乗車,芸大前(約45分)で下車。バス停から徒歩ですぐ。

・阪急桂駅から
桂駅東口:京阪京都交通バス1•2•13•14•25•28系統に乗車,芸大前(約20分)で下車。バス停から徒歩ですぐ。

・JR桂川駅、阪急洛西口駅から
京阪京都交通バス11A系統(京都成章高校前行き)に乗車,芸大前(約15分)で下車。バス停から徒歩ですぐ。

 アクセスについてはこちら
  → http://www.kcua.ac.jp/access/




by akitoku17 | 2019-06-29 11:47
タコの名産地「明石」で、本場のタコをいただいてきました!!🐙🍶
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・・・というのは、宴の話。

メインは明石市吹奏楽連盟主催の『指導者講習会』です♫

内容は、今年度の吹奏楽コンクールの課題曲Ⅰ〜Ⅳの4曲を素材に、それぞれモデルバンドが演奏して、約1時間ずつの公開レッスンを行っていくというもの。

ご縁あってこちらの講習会の講師を務めさせていただくことになり、今回で3回目を迎えました。
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1年目は、初めてのことだったので、何もかもが新鮮で、驚きの連続。

2年目、前年の経験に基づいて準備ができ、「はじめまして」という余所余所しさもなく、少し踏み込めるようになり…

3年目の今回は、先生方との信頼関係もでき、「顔見知り」から「顔なじみ」となり、絆の深まりを感じることができ、演奏する生徒さん達とも一歩踏み込んだ音楽作り・講習が出来たように思います❗

控室には、好物の「たこせん」をご用意下さっていました🐙✨
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 普段の活動の中では、オーケストラやオペラに比べると、吹奏楽を指揮する機会は少ないので、とても新鮮な時間でした。

 明石市吹奏楽連盟のこの指導者講習会は「コンクールのための指導」ではなく、コンクールの課題曲を通じて、どのように音楽づくりを行うか、という指導者の勉強会。

「吹奏楽だから」「コンクールだから」ではなく、オーケストラ作品やオペラ作品など、他の音楽作品に取り組むのと同じように準備やアプローチをして、指揮します。

 実際に講習会を行ってみて、受け止め方はいろいろあったと思いますが、何らかの学びや発見があったなら本望です。


 指導者講習会とはいえ、演奏する生徒さんに対して指揮をして、レッスンしていくことになるので、大人同士の話は、子供たちがいなくなった、いわゆる「大人の時間」に行うことになります。

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 夜の懇親会では、美味しいタコ料理を堪能しながら、今日の講習会の中で感じたことや抱えている問題など、ざっくばらんに話をしながら親睦を深めました。

ちなみに、この会をお世話してくださっている竹谷先生(専門はトランペット)は同世代。出身校は違いますが、共通の友人が多く、気心しれた間柄です。「音楽」と「教育」に強い情熱を持った素晴らしい先生です🔥✨
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中堅どころの竹谷先生がお世話役となって、個性豊かなベテラン勢と勉強意欲の旺盛な若手が集い、大変有意義な時間となりました。

懇親会では出雲でオーケストラの勉強に来ていた木東君(島根大学出身のファゴット)と再会。
今は明石の高校で音楽の先生。
吹奏楽部の指導もしているということで、去年の講習会に続いて1年ぶりの再会でした。

初めて呑んだ地ウィスキー「あかし」
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「これは美味しいですね!」と話をしていたら、なんと帰り際には早速その銘柄をお土産として手配してくれていた木東君。学生時代からよく気遣いの出来るしっかり者でしたが、いやいや恐れ入りました。
m(_ _)m

いい音楽と美味しい料理、お酒(人と人との心の交流)はとっても大切。

そんなことをあらためて感じさせてくれる一日でした。


万歳三唱 🐙✨🐙✨🐙✨




by akitoku17 | 2019-06-09 23:31